1. 子どもの頃に原因がある

子どもの頃から、身の回りにいる人たちから「そんなこともできないのか」「お前はバカだ」と言われる機会が多い環境で育った人は、劣等感を抱きやすい性格になってしまいます。
自分の親だけでなく、先生や近所の人などからも同じように罵倒され続けても、劣等感が強い子になってしまうでしょう。
子どもの頃のこういう経験があると、大人になった時にも、失敗をしたり、失敗しなかったとしても、自分はダメなんだと、思うようになってしまうのです。

2. 他人の良い点ばかり目がいってしまう

劣等感が強い人は、他人の良い所ばかりに目がいってしまう特徴があります。
どんな人にも欠点や短所、苦労や辛いことがあります。
完璧な人間なんていないのですが、劣等感が強い人は、そういう考え方ができません。
心理学には、「ハロー効果」というものがあり、人の目立つ特徴を見て、その人の全体の評価が引きずられてしまうという現象があります。
良い特徴があればその人は素晴らしい人間だと思いやすく、逆に悪い特徴があると、その人はダメな人間だと思いやすいということです。
劣等感が強い人は、相手の優れた部分に目がいってしまい、凄い人物だなと思って、自分が嫌になってしまうのです。

3. 他人の良い点が認められない

劣等感が強い人は、他人の良い点を素直に認められないというのが特徴です。
他人の良い点ばかり目がいってしまった挙句、それを全く認められないというのが、劣等感が強い人の苦痛なのです。
なので、相手の持っている能力や地位などに対して強い嫉妬心を抱いています。
攻撃的な劣等感が強くなると、自分よりも相手が高い評価を得ている時に、嫉妬心がより一層まして、他人に対して批判する気持ちが強くなってしまう傾向があります。

4. 理想が高い

劣等感が強い人は、おもに理想が高く、自分自身に大きな不満を抱いているという可能性が高いでしょう。
自分はもっとできる人間だと、評価される人間だという高い理想像を持っている人ほど、理想と現実にあるギャップが大きくなり、強い劣等感が生まれてしまうのです。
目標や夢を持つことは良いことですが、その道のりがあまりにも遠すぎると、達成できないときに誰だって強い劣等感を抱えてしまいます。
自分の力の無さにガッカリして、嫌な気持ちになってしまうのです。

5. 自己肯定できない

自己否定ができないということは、簡単に言うと、自分に自信がないということです。
劣等感が強い人は、相手の優秀な部分ばかり見てしまうので、自分が劣っていると感じやすくなりますし、自分の悪い所ばかりにスポットを当ててしまうのです。
自己肯定感を持っている人は、他者に認められなかったとしても、自分で自分を認め、信じることができます。
しかし、自己肯定できない劣等感の強い人は、一番の味方であるはずの自分自身が、自分を苦しめる敵になってしまっている可能性があるのです。

6. 身近な幸せに気づかない

劣等感が強い人は、「こんなはずではなかった」と、今ある幸せに目を向けず、ネガティブな感情に心が支配されている可能性があるでしょう。
「ネガティブバイアス」という言葉があります。
本当は恵まれているのに、良い感情よりもネガティブな感情の方が頭に残りやすいため、不快感が残りやすく、ストレスがたまり、何事も楽しめなくなってしまうのです。
今ある小さな幸せにきちんと目を向けられれば、気持ちを軽くすることができ劣等感を感じにくくなりますが、劣等感が強い人は、そう簡単に思考を変えることができません。

7. 自慢話をする

劣等感が強い人の中には、劣等感が強すぎるために、自慢話をして優越感に浸り、自分のコンプレックスを隠そうとする人がいます。
学歴のなさにコンプレックスを持っている人は、必死に知識をひけらかしたり、プライベートが充実していないとことに劣等感を感じている人は、それを隠すために、リアルが充実しているように装います。
「能ある鷹は爪を隠す」というように、本当に自分に対して確固たる自信を持っている人は、むやみやたらと自慢することはないのです。

8. 自分がもっている良さに気づいていない

劣等感が強い人は、自分がもっていないものに対してとても敏感です。
例えば相手の長所、または、憧れを抱いているけど、手に入れないものに対しては、とても多くの意識を向けています。
一方、劣等感が強い人は、自分が持っている良い部分には鈍感であることが多いです。
相手の優れた部分ばかり気にするけど、自分の良さには気づいていないことが多いでしょう。

9. 人が信用できない

強い劣等感に陥り、自己否定してばかりいると、人が信用できなくなっていきます。
例えば、周りの人がいくらあなたを「凄い」と認めてくれたとしても、その気持ちを素直に受け取ることができなくなってしまうのです。
劣等感の強い人は、「自分はどうせダメな奴」という考えが頭の中に充満しているので、相手のことを心から信用できなくなり、褒められたとしても何か裏があるんじゃないかと疑ってしまうのです。

10. プライドが高い

劣等感が強いというのは、裏を返せば周りの人よりも優れていたいという感情が強いということです。
なので、プライドが高い人が多く、誰にも負けたくないという気持ちを心の中に強く持っています。
劣等感が強い人は、人からどう思われているのか凄く気になっていて、プライドが高く、虚勢を張っていい恰好をしようとするのです。

11. 攻撃的な一面がある

劣等感が強い人の中には、努力によって克服しようとするのではなく、自分より優れた人物を攻撃してしまう人もいます。
合いの手悪口を言ったり、傷つけたりして、自分を優位に立たせようとするのです。
また、実際に悪口を言わなくても、心を中で相手のことを悪く言ってしまうこともあるでしょう。
相手のことを羨ましいと思い、劣等感が強くなると、相手のことを必要以上に恨んでしまい、攻撃的になってしまう人もいます。

12. 負けず嫌い

劣等感が強い人は、負けず嫌いが原因になっていることも多いでしょう。
あの人に負けたくない、自分の力はこんなものではないと、深層心理で感じていることで、強い劣等感へとつながっていきます。
そして、負けず嫌いの人は、勝つために努力をします。
しかし、努力しているのに結果が得られないと、何で成長出来ないんだと、こちらも劣等感を抱くことにつながります。
なので、負けず嫌いの人は、劣等感が強い可能性が高いのです。

13. 自意識過剰

劣等感が強い人の特徴と言えば、いつも人の目を気にしているということです。
自分に自信がないために、周りからどう思われているのか気になってしまいます。
強いコンプレックスを抱いていることもあるので、よりいっそう他人からよく思われたいという気持ちが強くなることもあります、そうすると、周りから「そんなこと気にしなくてもいいのに」というくらい、周りのことを気にしています。
劣等感が強い人は、周りの人を気にしているように見えて、自意識過剰で、実は自分のことしか考えていないことがほとんどでしょう。

14. 不幸なエピソードをやたら喋る

強い劣等感を抱いている人の中には、聞かれてもいないのに、饒舌に笑い話のように不幸話を語る人もいます。
自分のなかではコンプレックスに思っているのに、やたら話したりするのは、その劣等感を隠したいという気持ちが強く働いています。
また、劣等感が強い人の中には、「人に良く見られたい」「認められたい」という気持ちが強いことで、かまってちゃんも多く、不幸話をすることでみんなの注目を浴びたいと思っている人もいます。

15. すぐに人と比べてしまう

人と比べて良いことなんて一つもないですが、劣等感が強い人はどうしても他人と自分を比較してしまいます。
それはまるでどんぐりの背比べのような、周りから見たら大したことないようなことでも一生懸命比べてしまうのです。
そして、その人よりちょっとでも下だと思ったら、自分のことを情けないと思い、劣等感がまた強くなってしまいます。
劣等感が強い人も、他人は他人、自分は自分だとわかっているのですが、何でもすぐに人と比べてしまうので、比べることが癖になってしまっています。

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