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デミセクシャルである可能性を診断・チェックリスト15選

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デミセクシャルとは「半性愛」と訳され、「非常に親密になった人にのみ、恋愛感情や性的欲求を抱く」人たちのことです。
異性愛(ヘテロセクシャル)のほか、同性愛、両性愛、トランスジェンダーの人にも見られます。
LGBT概念がそこそこ定着した現代でも、なかなか意味が理解されにくい状態にあります。
15項目で診断してみましょう。

定義そのままですが、デミセクシャルでは、たとえば話したことのない同級生に恋愛的な意味で憧れたりしません。
もしデートができたなら…だとか、空想することもないのです。
よく知らない人についての「あの人ってなんか素敵だよね」「あの子って可愛いよなあ」といった会話を聞いても、どうもピンとこないのがデミセクシャルの特徴です。

デミセクシャルで勘違いされやすいことがあります。
「ただの奥手な人であり、実際はヘテロセクシャルである」などと思われてしまうのです。
「ただの奥手」の人の場合、わざわざ「奥手」と言われて良い気こそしないかもしれませんが、「違う」とは思いません。
違和感は感じないのです。
奥手とは、恋愛感情を持っていてもなかなか恥ずかしくてアプローチできない、自分に自信がなくて接近できない、あまり恋愛の欲求が強くない、などの人を指す言葉であり、いわゆる「一般的」な恋愛傾向を持つ人と「質的」に異なっているわけではないのです。
デミセクシャルは、これと質的に違います。
ですから「奥手」との言葉に違和感を持つのです。

ヘテロセクシャルを例に出すと、「異性の友達がいるが、恋愛してしまうと友達に戻れなくなるので、そういう気持ちは抑えている」などの言葉がよく聞かれます。
デミセクシャルは、この考え方と全く反対の傾向です。
かなり親しくなってこそ、恋愛感情が湧いてくるのです。
一旦恋愛感情のない状態で親しくなることが恋の前提なのです。
「考え方」と書きましたが、デミセクシャルの場合は性指向であり、「さして親しくもない異性とは恋愛すべきでない」といった「考え」「意見」ではありません。
「あの人とは友達のままがいい。
異性だけど友達として大事にしたいから」といった声に違和感を感じるとすると、デミセクシャルである可能性があります。

上記「3」と似ているものの、やや違う感覚として、「友達として仲良くなってしまうと、完全に友人の感覚となり、恋愛が気恥ずかしくなる」「それゆえに、なるべく早めにアプローチしてしまおう」というものがあります。
デミセクシャルではこういった感覚や話にも違和感があり、頭では何となく理解できても、自身の感覚としては理解できません。
自分の性指向と全く反対だからですね。

俳優や女優、アイドルタレント、モデル、歌手、スポーツ選手などについて「カッコイイ」「カワイイ」といった感情を持つ人も多数います。
偶像に対する一方的な感情であるとしても、それは恋愛感情にやや近いものです。
もちろん、スポーツ選手などの場合、純粋にそのプレイやフォームがカッコイイという意味で言っている人もいますが、恋愛的あこがれの意味を含んで言っている人もいますね。
ここでは後者を指しています。
デミセクシャルでも、こうした対象について「カッコイイ」「カワイイ」などの感情はごく普通に抱きます。
しかし「追っかけ」になるほどのめり込むとか、毎日毎日そのタレント等のことを考える等には至りません。
なぜかといって、親しくもなんともない、そもそも会ったこともない人だからですね。
「なぜそんな人に、そこまでのめり込めるんだろう」と不思議に思うのです。

非・デミセクシャルにおいても、ナンパをしてくる人などは嫌われがちです。
「自分をバカにしている」「うざったい」「軽すぎる」などの意味で、避ける人・嫌悪感を抱く人も多いことでしょう。
しかし「ナンパしてくる男とか、マジ意味分かんないんだけど-」と言っているヘテロセクシャル女性がいるとして、この発言は本当に「意味がわからない」ことを示していません。
「多少分からないでもないが、バカげた行為だと思う」などが真意でしょう。
ところがデミセクシャルでは、本当にこのような人(ナンパしてくる人)の気持ちが、全く分からないのです。
「ちょっと見かけただけの相手を誘うとか、どういうことなの」と感じるのですね。
「バカらしい」とか「うざい」とかの意味ではなく、本当に理解できないのです。

SNSは出会い系サイトではありませんし、セクシュアリティを問わず、共通の話題で盛り上がっている様子などが見受けられます。
たとえばヘテロセクシャルの人にとって、安全にかつ健全に、異性とも友達として交流できる場となっています。
こうした交流を楽しんでいる人では、長年よく話している相手に対しても、基本的に恋愛感情や性的欲求は抱きません。
それだから交流も上手く続けられるのです。
ところがデミセクシャルでは、こうしたSNSで1年、2年、3年と友人的に親しくしている相手にこそ、恋愛感情を抱きやすくなります。

2010年代では、健全な恋愛を目的とするマッチングサイトも増えてきています。
普段の生活で「自然な出会い」を待ち続けていても恋人はできない、と考える人が良く利用していますね。
一昔前の「出会い系サイト」という言葉の怪しいイメージとは一線を画すものが増加しています。
とはいうものの、やはり恋人・パートナー関係を前提として人を探しているのであり、上手くマッチングしたならば、とりあえず食事デートなどをする運びになるケースも多いでしょう。
デミセクシャルの人からすると、これはどうにも違和感のあるものです。
もっとも「友達を募集する」ことができるマッチングサイトも多く、そうしたものであれば事情によっては利用したい、と思うのがデミセクシャルの人です。

デミセクシャルでは、相手もデミセクシャルであることは恋愛の条件ではありません。
しかし、相手があまり早期からアプローチしてくるようだと、やはり感覚の違いに違和感を憶えてしまうものです。
俗にいう「草食系」の人は、デミセクシャルというわけではなく、「奥手」とほぼ同じような特性です。
性指向として分類するなら、たとえば単純なヘテロセクシャルであったりします。
もちろん、「レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーであり、かつ草食系」という人だってたくさんいます。
非・デミセクシャルでも草食系を好む人はいますが、これは「あまりガツガツした人は嫌だ」といった「好み」の問題です。
一方デミセクシャルの場合は、「ガツガツした人が嫌」なのではなく、そもそも「ガツガツしてくる」心情が感覚として理解不能なのです。
友人のような関係を続けていてもさほど不満を抱かない「草食系」に惹かれやすいのも、デミセクシャルの特徴です。
アセクシャル(無性愛)の人は恋愛そのものができませんが、デミセクシャルの場合、絶食系(アセクシャルではないのだが、ゼロに限りなく近いほど恋愛に関心が低いタイプの絶食系)」とも合います。

デミセクシャルでは、恋愛の前提条件は「かなり親しくなること」「緊密な信頼関係を築くこと」です。
相手がデミセクシャルでない人の場合、ちょうどデミセクシャルの人が恋愛感情を抱き始めた頃、相手が「やはりこの人は、自分のことを恋愛対象として見ていないのだろう」と感じ、結局すれ違いで去られてしまうといったことも起きやすくなります。
デミセクシャル側からすれば「恋愛を意識するのに、ちょうど良い頃合いかな」と思いだした時期に、相手は全く反対のことを感じていたりするんですね。

非・デミセクシャルの人で時々生じるのが、「会ったばかりなのに、とにかく目が良く合ってしまい、恥ずかしくて目を逸らしてしまいがちになってしまうほどになる」といった現象。
遺伝レベルで相性の良いカップルで起きやすいとも言われ、お互い、アプローチ法だの告白タイミングだの考える間もなく、あっという間に恋に落ちます。
デミセクシャルでは、この現象は生じません。
またこの現象について説明されても、ピンと来ない、感覚的に分からないものです。

デミセクシャルの場合、「とても親しくなってから」が恋愛の前提条件です。
具体的にどれくらいの期間かは個人差があるにせよ、「1ヶ月程度で結婚する」などはまず考えられません。
「スピード婚など安易である」といった「意見」ではなくて、性指向の感覚としてあり得ないことなのです。

デミセクシャルは、国内では一般に認識されだしたのが2010年代中盤移行という、とても新しい概念です。
しかしこの人たちは古代からいたはずで、ようやくこのことについて話せる土壌ができてきたと言えましょう。
となれば、やがて恋愛対象となるかどうかは全く別として、このことを話し合える友達が欲しいと思うはず。
ゲイのデミセクシャルとレズビアンのデミセクシャルでも、「デミセクシャル」という部分では共通項あり。
話も弾むことでしょう。

アセクシャル(恋愛・性的欲求ともにない)、ノンセクシャル(恋愛感情はあるが性的欲求がない)、このタイプの人とは異なるが、だからといって非・デミセクシャルの人(たとえば一般的なヘテロセクシャル)とは何かが決定的に違う。
このフィーリングを強く持っているかどうかも、チェックポイントです。

最も大事なのがこの部分です。
他者がどのように思うかではなく、自分がどう思うかが性自認、性指向自認の基本中の基本となります。
デミセクシャルについて調べ、ことごとく腑に落ちるようであり、かつ自分でやはり「デミセクシャルだ」と思うのなら、実際にデミセクシャルである可能性は高いでしょう。

当てはまる項目をチェックしてみよう

診断結果

10-15個
デミセクシャルである可能性は高いです。
まだまだ国内では理解が十分でない概念なので、苦労も多いことでしょう。
積極的に啓発したりするか、あくまで秘めるかはあなた次第ですが、もう少し理解を広めたいですね。
5-9個
このあたりは微妙なライン。
性指向としては非・デミセクシャルである可能性もあります。
恋愛や性的欲求についての自分の考えや意見と、自分の性指向そのものを混同していないか、良くチェックしてみましょう。
1-4個
デミセクシャルには該当しません。
ただし当てはまる項目が数個あったということについては、考えてみましょう。
「一目惚れをすることもあるけれど、基本的には友人関係になってから恋人になりたい」など各個人で様々な思いがあることでしょうね。
0個
デミセクシャルではなく、「デミセクシャル性」も全くありません。
もし時間があれば、これを機会にデミセクシャルについて学んでみましょう。
自分自身の性指向を知ることだけが、性指向を考えることではないのです。

まとめ

さてデミセクシャル診断、結果はどうでしょうか。
ともあれ、大事なのは、あくまでもご自身の「自認」です。
デミセクシャルは、マジョリティを占める一般的ヘテロセクシャルから見ると、一見して「ああ、そういう人もいるだろうね」と理解が得られやすい概念でもありますが、コアになる部分はまだ全く理解されていません。
「ただの奥手ではないか」といった誤解の声に屈せず、強く自分を持っていきましょう。

デミセクシャルとは「半性愛」と訳され、「非常に親密になった人にのみ、恋愛感情や性的欲求を抱く」人たちのことです。
異性愛(ヘテロセクシャル)のほか、同性愛、両性愛、トランスジェンダーの人にも見られます。
LGBT概念がそこそこ定着した現代でも、なかなか意味が理解されにくい状態にあります。
15項目で診断してみましょう。

定義そのままですが、デミセクシャルでは、たとえば話したことのない同級生に恋愛的な意味で憧れたりしません。
もしデートができたなら…だとか、空想することもないのです。
よく知らない人についての「あの人ってなんか素敵だよね」「あの子って可愛いよなあ」といった会話を聞いても、どうもピンとこないのがデミセクシャルの特徴です。

デミセクシャルで勘違いされやすいことがあります。
「ただの奥手な人であり、実際はヘテロセクシャルである」などと思われてしまうのです。
「ただの奥手」の人の場合、わざわざ「奥手」と言われて良い気こそしないかもしれませんが、「違う」とは思いません。
違和感は感じないのです。
奥手とは、恋愛感情を持っていてもなかなか恥ずかしくてアプローチできない、自分に自信がなくて接近できない、あまり恋愛の欲求が強くない、などの人を指す言葉であり、いわゆる「一般的」な恋愛傾向を持つ人と「質的」に異なっているわけではないのです。
デミセクシャルは、これと質的に違います。
ですから「奥手」との言葉に違和感を持つのです。

ヘテロセクシャルを例に出すと、「異性の友達がいるが、恋愛してしまうと友達に戻れなくなるので、そういう気持ちは抑えている」などの言葉がよく聞かれます。
デミセクシャルは、この考え方と全く反対の傾向です。
かなり親しくなってこそ、恋愛感情が湧いてくるのです。
一旦恋愛感情のない状態で親しくなることが恋の前提なのです。
「考え方」と書きましたが、デミセクシャルの場合は性指向であり、「さして親しくもない異性とは恋愛すべきでない」といった「考え」「意見」ではありません。
「あの人とは友達のままがいい。
異性だけど友達として大事にしたいから」といった声に違和感を感じるとすると、デミセクシャルである可能性があります。

上記「3」と似ているものの、やや違う感覚として、「友達として仲良くなってしまうと、完全に友人の感覚となり、恋愛が気恥ずかしくなる」「それゆえに、なるべく早めにアプローチしてしまおう」というものがあります。
デミセクシャルではこういった感覚や話にも違和感があり、頭では何となく理解できても、自身の感覚としては理解できません。
自分の性指向と全く反対だからですね。

俳優や女優、アイドルタレント、モデル、歌手、スポーツ選手などについて「カッコイイ」「カワイイ」といった感情を持つ人も多数います。
偶像に対する一方的な感情であるとしても、それは恋愛感情にやや近いものです。
もちろん、スポーツ選手などの場合、純粋にそのプレイやフォームがカッコイイという意味で言っている人もいますが、恋愛的あこがれの意味を含んで言っている人もいますね。
ここでは後者を指しています。
デミセクシャルでも、こうした対象について「カッコイイ」「カワイイ」などの感情はごく普通に抱きます。
しかし「追っかけ」になるほどのめり込むとか、毎日毎日そのタレント等のことを考える等には至りません。
なぜかといって、親しくもなんともない、そもそも会ったこともない人だからですね。
「なぜそんな人に、そこまでのめり込めるんだろう」と不思議に思うのです。

非・デミセクシャルにおいても、ナンパをしてくる人などは嫌われがちです。
「自分をバカにしている」「うざったい」「軽すぎる」などの意味で、避ける人・嫌悪感を抱く人も多いことでしょう。
しかし「ナンパしてくる男とか、マジ意味分かんないんだけど-」と言っているヘテロセクシャル女性がいるとして、この発言は本当に「意味がわからない」ことを示していません。
「多少分からないでもないが、バカげた行為だと思う」などが真意でしょう。
ところがデミセクシャルでは、本当にこのような人(ナンパしてくる人)の気持ちが、全く分からないのです。
「ちょっと見かけただけの相手を誘うとか、どういうことなの」と感じるのですね。
「バカらしい」とか「うざい」とかの意味ではなく、本当に理解できないのです。

SNSは出会い系サイトではありませんし、セクシュアリティを問わず、共通の話題で盛り上がっている様子などが見受けられます。
たとえばヘテロセクシャルの人にとって、安全にかつ健全に、異性とも友達として交流できる場となっています。
こうした交流を楽しんでいる人では、長年よく話している相手に対しても、基本的に恋愛感情や性的欲求は抱きません。
それだから交流も上手く続けられるのです。
ところがデミセクシャルでは、こうしたSNSで1年、2年、3年と友人的に親しくしている相手にこそ、恋愛感情を抱きやすくなります。

2010年代では、健全な恋愛を目的とするマッチングサイトも増えてきています。
普段の生活で「自然な出会い」を待ち続けていても恋人はできない、と考える人が良く利用していますね。
一昔前の「出会い系サイト」という言葉の怪しいイメージとは一線を画すものが増加しています。
とはいうものの、やはり恋人・パートナー関係を前提として人を探しているのであり、上手くマッチングしたならば、とりあえず食事デートなどをする運びになるケースも多いでしょう。
デミセクシャルの人からすると、これはどうにも違和感のあるものです。
もっとも「友達を募集する」ことができるマッチングサイトも多く、そうしたものであれば事情によっては利用したい、と思うのがデミセクシャルの人です。

デミセクシャルでは、相手もデミセクシャルであることは恋愛の条件ではありません。
しかし、相手があまり早期からアプローチしてくるようだと、やはり感覚の違いに違和感を憶えてしまうものです。
俗にいう「草食系」の人は、デミセクシャルというわけではなく、「奥手」とほぼ同じような特性です。
性指向として分類するなら、たとえば単純なヘテロセクシャルであったりします。
もちろん、「レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーであり、かつ草食系」という人だってたくさんいます。
非・デミセクシャルでも草食系を好む人はいますが、これは「あまりガツガツした人は嫌だ」といった「好み」の問題です。
一方デミセクシャルの場合は、「ガツガツした人が嫌」なのではなく、そもそも「ガツガツしてくる」心情が感覚として理解不能なのです。
友人のような関係を続けていてもさほど不満を抱かない「草食系」に惹かれやすいのも、デミセクシャルの特徴です。
アセクシャル(無性愛)の人は恋愛そのものができませんが、デミセクシャルの場合、絶食系(アセクシャルではないのだが、ゼロに限りなく近いほど恋愛に関心が低いタイプの絶食系)」とも合います。

デミセクシャルでは、恋愛の前提条件は「かなり親しくなること」「緊密な信頼関係を築くこと」です。
相手がデミセクシャルでない人の場合、ちょうどデミセクシャルの人が恋愛感情を抱き始めた頃、相手が「やはりこの人は、自分のことを恋愛対象として見ていないのだろう」と感じ、結局すれ違いで去られてしまうといったことも起きやすくなります。
デミセクシャル側からすれば「恋愛を意識するのに、ちょうど良い頃合いかな」と思いだした時期に、相手は全く反対のことを感じていたりするんですね。

非・デミセクシャルの人で時々生じるのが、「会ったばかりなのに、とにかく目が良く合ってしまい、恥ずかしくて目を逸らしてしまいがちになってしまうほどになる」といった現象。
遺伝レベルで相性の良いカップルで起きやすいとも言われ、お互い、アプローチ法だの告白タイミングだの考える間もなく、あっという間に恋に落ちます。
デミセクシャルでは、この現象は生じません。
またこの現象について説明されても、ピンと来ない、感覚的に分からないものです。

デミセクシャルの場合、「とても親しくなってから」が恋愛の前提条件です。
具体的にどれくらいの期間かは個人差があるにせよ、「1ヶ月程度で結婚する」などはまず考えられません。
「スピード婚など安易である」といった「意見」ではなくて、性指向の感覚としてあり得ないことなのです。

デミセクシャルは、国内では一般に認識されだしたのが2010年代中盤移行という、とても新しい概念です。
しかしこの人たちは古代からいたはずで、ようやくこのことについて話せる土壌ができてきたと言えましょう。
となれば、やがて恋愛対象となるかどうかは全く別として、このことを話し合える友達が欲しいと思うはず。
ゲイのデミセクシャルとレズビアンのデミセクシャルでも、「デミセクシャル」という部分では共通項あり。
話も弾むことでしょう。

アセクシャル(恋愛・性的欲求ともにない)、ノンセクシャル(恋愛感情はあるが性的欲求がない)、このタイプの人とは異なるが、だからといって非・デミセクシャルの人(たとえば一般的なヘテロセクシャル)とは何かが決定的に違う。
このフィーリングを強く持っているかどうかも、チェックポイントです。

最も大事なのがこの部分です。
他者がどのように思うかではなく、自分がどう思うかが性自認、性指向自認の基本中の基本となります。
デミセクシャルについて調べ、ことごとく腑に落ちるようであり、かつ自分でやはり「デミセクシャルだ」と思うのなら、実際にデミセクシャルである可能性は高いでしょう。

当てはまる項目をチェックしてみよう

診断結果

10-15個
デミセクシャルである可能性は高いです。
まだまだ国内では理解が十分でない概念なので、苦労も多いことでしょう。
積極的に啓発したりするか、あくまで秘めるかはあなた次第ですが、もう少し理解を広めたいですね。
5-9個
このあたりは微妙なライン。
性指向としては非・デミセクシャルである可能性もあります。
恋愛や性的欲求についての自分の考えや意見と、自分の性指向そのものを混同していないか、良くチェックしてみましょう。
1-4個
デミセクシャルには該当しません。
ただし当てはまる項目が数個あったということについては、考えてみましょう。
「一目惚れをすることもあるけれど、基本的には友人関係になってから恋人になりたい」など各個人で様々な思いがあることでしょうね。
0個
デミセクシャルではなく、「デミセクシャル性」も全くありません。
もし時間があれば、これを機会にデミセクシャルについて学んでみましょう。
自分自身の性指向を知ることだけが、性指向を考えることではないのです。

まとめ

さてデミセクシャル診断、結果はどうでしょうか。
ともあれ、大事なのは、あくまでもご自身の「自認」です。
デミセクシャルは、マジョリティを占める一般的ヘテロセクシャルから見ると、一見して「ああ、そういう人もいるだろうね」と理解が得られやすい概念でもありますが、コアになる部分はまだ全く理解されていません。
「ただの奥手ではないか」といった誤解の声に屈せず、強く自分を持っていきましょう。

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