少なくなっているご近所付き合い。
表札を出さない家も増え、名前すら知らない状況も。
クールな付き合いも良いものの、いざという際まるで助け合えないという問題もあります。
15項目でご近所仲良し度をチェックです。
「向こう三軒両隣(集合住宅ならそれに相当する数部屋)」、または特定の家・部屋について、2パターンチェックしてみましょう。
たとえ軽い会釈程度でも、挨拶をするのかどうか。
基本中の基本ですが、良く顔を見たこともないような間柄では、そもそも気づかず挨拶できないこともあります。
都市部集合住宅などでは、ほとんど挨拶無しでも「トラブル」とはならないことも多く、近所仲が「悪い」わけではありません。
しかし、やはり軽い挨拶程度はあったほうが「仲良し度」は高くなります。
表札を出さない家庭も増えている現代では、隣の人の名字を知らないのも「あり得ない」ことではなくなっています。
「イトウさんはいらっしゃいますか?」などの声を聞いたことがあっても、「伊藤」なのか「伊東」なのかわからないなどもあり得ますね。
あまりに当たり前のようですが、「名を知っている」ができていなければ、まともに会話すらできず、高い仲良し度にはもちろんつながりません。
こちらも基本的な事項。
「スーパーマーケットのレジで直ぐ前にご近所さんがいるのに、気づかない」といったことも、都市部ではありますね。
仮に「どこかで見た」と思っても、名前が浮かんでこなかったりと。
顔と名前が一致しているかどうかも、ご近所との仲良し度を測る上でベーシックなポイントです。
ご近所さんの家族構成を知っているでしょうか。
良く掃除やゴミ出しに出てくる人だけを知っていて、誰と住んでいるのか、一人暮らしなのかどうか分からないなどの状況もありますね。
「田中さんは一人暮らしである」「高橋さんは、奥さんと旦那さんの二人暮らしで、時々車で来る男性は次男である」「中村さんは一人でいるが、奥さんが長く入院している」などと分かっていれば、高い仲良し度の土台はできています。
騒音とは面白いもので、仲の良い人が大きめの音量でテレビをつけていても、「またあの番組を見てるのか、懲りないな」ぐらいに流せたりしますが、知らない人や、何となく印象悪く感じている人では、「いい加減にしろ」などと思ってしまうものです。
もちろん、誰もが眠れないような騒音とか、あまりに非常識では気になって当然ですが、そこそこの騒音をどう感じるかがキーポイントです。
こちらは、「騒音」とも関連します。
仲の良い人が相手であれば「すいません、毎週木曜の夜なんですが、少しだけテレビの音を小さくとか、できないでしょうか」などと気軽に注意できるものです。
ところがご近所仲良し度が低いと、「注意してトラブルになるぐらいなら、我慢しよう」と考え、何でも我慢する傾向になります。
この「溜め込み」が爆発するとむしろ大トラブルを招いてしまうことにも。
誤って食材を買いすぎてしまったり、煮物を作りすぎてしまったり。
そんなとき「もし良かったらこちらいかがです?」といったように「お裾分け」をする。
この習慣があるようならば、ご近所仲良し度は高めで、かつ安定しているでしょう。
犬が好きな人もいれば、苦手・怖いとする人もいます。
とすると、散歩を見て微笑ましく思う人もあれば、マイナスに思う人もいることに。
猫の場合では、野良猫(地域猫)について好きな人も苦手な人も、どこかで妥協する必要がありますね。
こうした動物問題についてトラブルにならないとすれば、やはりご近所仲良し度の高さを示しています。
「お隣さんの自転車が壊れてしまって修理に出している。
困っていそうだ。
自分はほとんど自転車を使わない」こんなとき、自転車を貸してあげるなどの行動が相互にあるのなら、信頼関係はかなり高いものです。
「あれ?今日は随分遅めのお掃除ですね」「目覚まし時計が壊れちゃってねえ」「あ、うち一台余ってるんでしばらくお使いになります?」こんなやり取りもあるかもしれません。
些細な物の貸し借りが多いのも、やはり親しみの証拠です。
ご近所付き合いがあれば、「うわさ話」はどうしても発生するものです。
ただしこのうわさ話が、「陰湿」でないことが大事です。
「佐藤さんは今日も派手ねえ、いい歳なのに」だとか「中島さんの息子さんは、相変わらず感じが悪いわね」だとか陰湿な話をするぐらいなら、近所付き合い無しのほうがまだ良いかもしれません。
「鈴木さんのとこの旦那、また酔っ払って帰ってきて間違ってうちのドアを開けようとして」「あっはは」など笑い話のようなムードのもの、内容的にポジティブなうわさ話をしているのならば、ご近所仲良し度は高めです。
大変なことが起きて助け合うと、人はいやでも仲良くなってしまいます。
心理学的にもこの効果は証明されているものです。
「大雪で、高齢者中心の家の前を、近隣の若者が雪かきした」「災害でともに避難した」「水道管が破裂したとき、どう対処すべきか話し合い助け合った」などの経験があれば、仲良し度は高めに。
このような経験があるかが重要で、もともとの仲良し度は関係ありません。
もちろん災厄はない方が良いのですが、全部が悪い要素となるのではないのです。
ご近所さんは、「たまたま近くにいるだけ」という側面も否めません。
考え方や趣味、生まれなどもバラバラでおかしくないですね。
となると誰とでも良く話すのではなく、「多少距離を取る」のもお互いの優しさと言えます。
すなわち、やや苦手と思う人とは適度な距離を取ることも、ある意味では仲良しの証なのです。
「最近、あの道が抜け道になっているので、交通安全の看板を立ててほしいと役所に言いたい」とか、「隣接する地域に高層マンションが立ち始めたが、この辺はそうならないようにしたい」など、地域の問題について少しでも話題にすることがあるなら、仲良し度は高めです。
もっとも、「大きな商業施設ができたほうが地域が活性化しますよ」「いや、そうなると雰囲気も悪くなるし騒音も…」など、意見が分かれると対立してしまうこともありますね。
意見の対立が起きている場合、それでも相手を尊重していれば仲良し度は高めとチェックでき、険悪になっているならマイナスです。
「車や自転車を運転する場合の傾向として、自宅近くでは慎重に運転し、知る人のいないところでは飛ばし気味になってしまう」というものがあります。
本来はどのような場所であれ安全運転とすべきですが、傾向としてはそうしたものが見られます。
このような条件に該当しない地域・住宅(車両が走れる道が近くにないなど)の場合は、「マンションの通路をゆっくり歩いている」などができているかをチェックします。
かなりの信頼関係がないと、できないのがこちら。
例えば家族に届いた宅配物であれば、代わりに受け取って預かっておくのは当然ですね。
それと同じレベルの信頼関係があってこそできることです。
当てはまる項目をチェックしてみよう
診断結果
- 10-15個
-
ここまでできていれば、現代としては相当にご近所仲良し度の高い状況ですね。
農村部や漁村部ではそう珍しくありませんが、住宅街や集合住宅でこれができているなら、とても良い状態でしょう。
- 5-9個
-
現代においては、これでもかなり仲良し度の高いほう。
都市部でこれなら仲良し度はちょうど良いでしょう。
農村部などでも、比較的個人主義的になっている地域では、10個弱でも「そこそこ良い」と判断できます。
- 1-4個
-
住宅街や集合住宅であるなら、「最低限」の仲良し度は保てています。
しかし、ご近所付き合いに特に楽しさや安心感を得ていない状況ではないでしょうか。
いわゆる「田舎」でこの状態だとすると、コミュニケーション状況に何らかの問題が考えられます(あまりに過疎である、などの状況もあり得るでしょう)。
- 0個
-
仲良し度はもちろんゼロ。
何かトラブルなど起こしていませんか。
いかに都会的な界隈でも、さすがにこれでは困ってしまいますね。
名前など最低限の項目は、クリアしたいものです。
災害など何かあった際にも心配されます。
まとめ
チェック項目は、極めて基本的なものから、かなり濃いコミュニケーションを示すものまでありましたね。
折角のご近所さんですから、ある程度は仲良くし、信頼し合いたいものです。
農村部や漁村部、住宅街、都会の集合住宅、と地域特性によって「ご近所仲良し度」の平均的レベルは、どうしても左右されます。
しかし「そういうものだ」と簡単に考えず仲良し度について再考してみましょう。
例えば農村部では、濃い交流をするがあまりに嫌い合い「いくつかの項目にチェックが入る状況なだけに、別項目がむしろ該当しなくなってしまう」こんなケースも考えられます。
都市部でも、とにかく無干渉なムードが良いのかと言えば、皆がそう思っているとは限らないものです。
「もう少し仲良くしたい」「寂しい、安心感がない」と考えている人もいるでしょう。
それこそ「田舎」出身の人も多く集まっているのが都会でもありますね。
何も皆が皆、15項目すべてOKを目指さなくとも良いのです。
地域特性に合致した「適度」なご近所仲良し度が求められます。
少なくなっているご近所付き合い。
表札を出さない家も増え、名前すら知らない状況も。
クールな付き合いも良いものの、いざという際まるで助け合えないという問題もあります。
15項目でご近所仲良し度をチェックです。
「向こう三軒両隣(集合住宅ならそれに相当する数部屋)」、または特定の家・部屋について、2パターンチェックしてみましょう。
たとえ軽い会釈程度でも、挨拶をするのかどうか。
基本中の基本ですが、良く顔を見たこともないような間柄では、そもそも気づかず挨拶できないこともあります。
都市部集合住宅などでは、ほとんど挨拶無しでも「トラブル」とはならないことも多く、近所仲が「悪い」わけではありません。
しかし、やはり軽い挨拶程度はあったほうが「仲良し度」は高くなります。
表札を出さない家庭も増えている現代では、隣の人の名字を知らないのも「あり得ない」ことではなくなっています。
「イトウさんはいらっしゃいますか?」などの声を聞いたことがあっても、「伊藤」なのか「伊東」なのかわからないなどもあり得ますね。
あまりに当たり前のようですが、「名を知っている」ができていなければ、まともに会話すらできず、高い仲良し度にはもちろんつながりません。
こちらも基本的な事項。
「スーパーマーケットのレジで直ぐ前にご近所さんがいるのに、気づかない」といったことも、都市部ではありますね。
仮に「どこかで見た」と思っても、名前が浮かんでこなかったりと。
顔と名前が一致しているかどうかも、ご近所との仲良し度を測る上でベーシックなポイントです。
ご近所さんの家族構成を知っているでしょうか。
良く掃除やゴミ出しに出てくる人だけを知っていて、誰と住んでいるのか、一人暮らしなのかどうか分からないなどの状況もありますね。
「田中さんは一人暮らしである」「高橋さんは、奥さんと旦那さんの二人暮らしで、時々車で来る男性は次男である」「中村さんは一人でいるが、奥さんが長く入院している」などと分かっていれば、高い仲良し度の土台はできています。
騒音とは面白いもので、仲の良い人が大きめの音量でテレビをつけていても、「またあの番組を見てるのか、懲りないな」ぐらいに流せたりしますが、知らない人や、何となく印象悪く感じている人では、「いい加減にしろ」などと思ってしまうものです。
もちろん、誰もが眠れないような騒音とか、あまりに非常識では気になって当然ですが、そこそこの騒音をどう感じるかがキーポイントです。
こちらは、「騒音」とも関連します。
仲の良い人が相手であれば「すいません、毎週木曜の夜なんですが、少しだけテレビの音を小さくとか、できないでしょうか」などと気軽に注意できるものです。
ところがご近所仲良し度が低いと、「注意してトラブルになるぐらいなら、我慢しよう」と考え、何でも我慢する傾向になります。
この「溜め込み」が爆発するとむしろ大トラブルを招いてしまうことにも。
誤って食材を買いすぎてしまったり、煮物を作りすぎてしまったり。
そんなとき「もし良かったらこちらいかがです?」といったように「お裾分け」をする。
この習慣があるようならば、ご近所仲良し度は高めで、かつ安定しているでしょう。
犬が好きな人もいれば、苦手・怖いとする人もいます。
とすると、散歩を見て微笑ましく思う人もあれば、マイナスに思う人もいることに。
猫の場合では、野良猫(地域猫)について好きな人も苦手な人も、どこかで妥協する必要がありますね。
こうした動物問題についてトラブルにならないとすれば、やはりご近所仲良し度の高さを示しています。
「お隣さんの自転車が壊れてしまって修理に出している。
困っていそうだ。
自分はほとんど自転車を使わない」こんなとき、自転車を貸してあげるなどの行動が相互にあるのなら、信頼関係はかなり高いものです。
「あれ?今日は随分遅めのお掃除ですね」「目覚まし時計が壊れちゃってねえ」「あ、うち一台余ってるんでしばらくお使いになります?」こんなやり取りもあるかもしれません。
些細な物の貸し借りが多いのも、やはり親しみの証拠です。
ご近所付き合いがあれば、「うわさ話」はどうしても発生するものです。
ただしこのうわさ話が、「陰湿」でないことが大事です。
「佐藤さんは今日も派手ねえ、いい歳なのに」だとか「中島さんの息子さんは、相変わらず感じが悪いわね」だとか陰湿な話をするぐらいなら、近所付き合い無しのほうがまだ良いかもしれません。
「鈴木さんのとこの旦那、また酔っ払って帰ってきて間違ってうちのドアを開けようとして」「あっはは」など笑い話のようなムードのもの、内容的にポジティブなうわさ話をしているのならば、ご近所仲良し度は高めです。
大変なことが起きて助け合うと、人はいやでも仲良くなってしまいます。
心理学的にもこの効果は証明されているものです。
「大雪で、高齢者中心の家の前を、近隣の若者が雪かきした」「災害でともに避難した」「水道管が破裂したとき、どう対処すべきか話し合い助け合った」などの経験があれば、仲良し度は高めに。
このような経験があるかが重要で、もともとの仲良し度は関係ありません。
もちろん災厄はない方が良いのですが、全部が悪い要素となるのではないのです。
ご近所さんは、「たまたま近くにいるだけ」という側面も否めません。
考え方や趣味、生まれなどもバラバラでおかしくないですね。
となると誰とでも良く話すのではなく、「多少距離を取る」のもお互いの優しさと言えます。
すなわち、やや苦手と思う人とは適度な距離を取ることも、ある意味では仲良しの証なのです。
「最近、あの道が抜け道になっているので、交通安全の看板を立ててほしいと役所に言いたい」とか、「隣接する地域に高層マンションが立ち始めたが、この辺はそうならないようにしたい」など、地域の問題について少しでも話題にすることがあるなら、仲良し度は高めです。
もっとも、「大きな商業施設ができたほうが地域が活性化しますよ」「いや、そうなると雰囲気も悪くなるし騒音も…」など、意見が分かれると対立してしまうこともありますね。
意見の対立が起きている場合、それでも相手を尊重していれば仲良し度は高めとチェックでき、険悪になっているならマイナスです。
「車や自転車を運転する場合の傾向として、自宅近くでは慎重に運転し、知る人のいないところでは飛ばし気味になってしまう」というものがあります。
本来はどのような場所であれ安全運転とすべきですが、傾向としてはそうしたものが見られます。
このような条件に該当しない地域・住宅(車両が走れる道が近くにないなど)の場合は、「マンションの通路をゆっくり歩いている」などができているかをチェックします。
かなりの信頼関係がないと、できないのがこちら。
例えば家族に届いた宅配物であれば、代わりに受け取って預かっておくのは当然ですね。
それと同じレベルの信頼関係があってこそできることです。
当てはまる項目をチェックしてみよう
診断結果
- 10-15個
-
ここまでできていれば、現代としては相当にご近所仲良し度の高い状況ですね。
農村部や漁村部ではそう珍しくありませんが、住宅街や集合住宅でこれができているなら、とても良い状態でしょう。
- 5-9個
-
現代においては、これでもかなり仲良し度の高いほう。
都市部でこれなら仲良し度はちょうど良いでしょう。
農村部などでも、比較的個人主義的になっている地域では、10個弱でも「そこそこ良い」と判断できます。
- 1-4個
-
住宅街や集合住宅であるなら、「最低限」の仲良し度は保てています。
しかし、ご近所付き合いに特に楽しさや安心感を得ていない状況ではないでしょうか。
いわゆる「田舎」でこの状態だとすると、コミュニケーション状況に何らかの問題が考えられます(あまりに過疎である、などの状況もあり得るでしょう)。
- 0個
-
仲良し度はもちろんゼロ。
何かトラブルなど起こしていませんか。
いかに都会的な界隈でも、さすがにこれでは困ってしまいますね。
名前など最低限の項目は、クリアしたいものです。
災害など何かあった際にも心配されます。
まとめ
チェック項目は、極めて基本的なものから、かなり濃いコミュニケーションを示すものまでありましたね。
折角のご近所さんですから、ある程度は仲良くし、信頼し合いたいものです。
農村部や漁村部、住宅街、都会の集合住宅、と地域特性によって「ご近所仲良し度」の平均的レベルは、どうしても左右されます。
しかし「そういうものだ」と簡単に考えず仲良し度について再考してみましょう。
例えば農村部では、濃い交流をするがあまりに嫌い合い「いくつかの項目にチェックが入る状況なだけに、別項目がむしろ該当しなくなってしまう」こんなケースも考えられます。
都市部でも、とにかく無干渉なムードが良いのかと言えば、皆がそう思っているとは限らないものです。
「もう少し仲良くしたい」「寂しい、安心感がない」と考えている人もいるでしょう。
それこそ「田舎」出身の人も多く集まっているのが都会でもありますね。
何も皆が皆、15項目すべてOKを目指さなくとも良いのです。
地域特性に合致した「適度」なご近所仲良し度が求められます。