1. 自己評価が高めである

特にこれといった理由がなくとも、「自分は価値のある人間だ」と考えられるのが、プラス思考度の高い人です。
もちろん、反省すべきことが有るなら反省し、直すべき点が有ると思うなら直すなど謙虚さ、実直さを持ちながらも、基本としては自分自身の評価が高いのです。
またここで記す自己評価とは、他人より自分が優れていると感じることを意味しません。
そういう次元を超えて自分自身に価値を感じられるのです。

2. 悪いことが起きても、次には良いことが起きると考えられる

生きていれば、好ましくない出来事も生じます。
偶然的に悪いことが続く状況だってあるでしょう。
しかし、良いこともまた生じるのが世の常です。
「悪いことがあったが、また必ず良いことも起きる」と考えられるのも、プラス思考において大事です。

3. 内心、適度に「人のせい」「環境のせい」にできる

失敗をおかしてしまったときなどでも、全てが自分の責任かと言えば、実際そうではない状況も多いものです。
マイナス思考の人では、他者と自分とで責任が半々の場合や、相手のほうが明らかに悪い場合でも、自分の責任にしがちです。
プラス思考の場合、何か好ましくない出来事があっても、内心では「相手に問題がある」「環境のせいである」などと考えられます。
「人のせいにする」と言うと聞こえは良くありませんし、公言してしまっては問題も起きるでしょう。
しかし適度にそう考えてしまうことも大事なのです。

4. 内心、上手く行ったことは自分の力によると考えられる

こちらは反対に、好ましい出来事、上手く行ったことがあった場合は「自分に力があるからだ」と考える思考です。
好ましいことは、実際のところ環境や、誰かの支えによって生じるものでもありますが、謙虚になりすぎず「自分だからできたんだ」と内心では考えるのです。
もちろん、「全てが自分の能力によるものであり、他人の協力は一切関係ないし、感謝も不要」といった傍若無人な思考とは異なります。
ただ、口にしてはちょっと問題かなというレベルで、自分を意図的に過大評価するのです。

5. 他人と自分を比べすぎない

他者と自分を比べすぎてしまうと、無用な落ち込みや、自己評価の低下につながります。
しかし、自分より仕事ができる人がいるのも言ってみれば当たり前ですし、自分よりルックスがいい人がいても、それもまた自然なことです。
一般においても、プロサッカー選手のようなサッカーができなくても当然と思うのが普通でしょうし、ピアニストのようにピアノが弾けなくても落ち込むことはないですね。
ところが、周囲の人とのちょっとした差(収入、ルックス等)には一転して敏感になりやすいのも人間です。
プラス思考度の高い人では、周囲の人との僅かな差などについても、良い意味で鈍感になることができ、落ち込みにくいのです。
他人と自分を比べがちかどうかも、キーポイントの一つですね。

6. 時にはミラクルが起きると考えられる

野球で言うなら、9回2アウト、2ストライクからの、逆転サヨナラホームラン。
場合としてはそんな奇跡的なゲームが2試合続くことだってあるかも。
そういったことが起きないと決めつけてしまってはもったいないもの。
誰の人生の中でも、時に起きます。
「ミラクル」にいつも期待しているのではなく、「追い詰められた状況でも、ミラクルがあるかもしれない」と適宜考えられるのが、プラス思考度の高い人間ですね。

7. 逆境も楽しめる

失業してしまったなど、つらい状況があっても、その時しか経験できないことがあります。
たとえば「失業状態を脱するにはどうしたら良いか」をいわばゲーム感覚で捉えられるのが、プラス思考です。
失業しなければ、「失業から脱する」ことはできないですね。
つらい失恋をしなければ、「辛い失恋から立ち直る」こともできません。
逆境も楽しむ心の余裕があることは、プラス思考度の高さを示しています。
あなたはどうでしょうか。

8. 可能性が半々のものごとは、良い方向に転ぶと考えられる

「コストをかけて勉強しても、ある難しい資格試験に合格する可能性が、約50%と思われる」とか、「会社を辞めて起業して、上手くいく可能性が約半々、と専門家に言われた」といった場合、「自分であれば、良い方向に行くはずだ」と考えられるのが、プラス思考度の高い人です。
試験に受かる確率が客観的に見て50%だとしても、心持ちとしては「きっと受かるに違いない」と考えられるのが、プラスの思考です。
会社員を続けるか、起業するのか、といった例の場合でも、どちらかをチョイスしたなら「この方向で良いのだ」と考えられるのですね。
「会社員を続ける」は守りの思考にも思えますが、「このほうが良い方向に行くのだ」と考えているならば、それは立派なプラス思考です。

9. マイナスな出来事から、プラスな出来事を発生させようと思える

重い病にかかってしまったというとき、プラス思考の人だって一旦は落ち込むものです。
しかし、同じ病と闘う友人と出会える可能性が出てきます。
その人がかけがえのない一生の親友になる可能性だって十分ありますね。
些細なこと、たとえば料理に失敗してひどい味になってしまった、などのことでも、それをSNSに投稿することでもしかしたら「いいね」等が沢山付き、場合としてはこれまた友人ができる可能性だってあるのです。
マイナスなことから、プラスなことを発生させようと思えるか。
ここもチェックポイントですね。

10. 誰にでも悩みは有ると考えられる

「高収入で、仕事を楽しんでおり、ルックスも良く、素敵な友人や恋人がいて、健康面にも不安がない。
親との関係性も良い」こういった人には悩みがないでしょうか。
…そんな事はありません。
誰でも、人に言えないような悩みの1つや2つは抱えているものです。
少し突っ込んだ話をすれば「全く悩むことがない」と、漠然とした「不安」が出てきて、その不安で悩んでしまう人もいます。
どうしても、外から分かる状況だけを見て「あの人は悩みなんてなさそうだ」と思いがちなのが平均的な人ですが、プラス思考度が高いと、ちょっと違ってきます。

11. たまには落ち込むことも当然だと捉えられる

プラス思考度が高いと、落ち込まないかと言ったら、それは間違いですね。
全く落ち込まないとしたらそれは「能天気」の部類でしょうね。
時々落ち込むことがあっても「それも仕方ない」と思えるか。
あるいは「僕はやっぱりだめだ」と考えてしまうのか。
ここも診断ポイントとなります。

12. 失敗を特別な出来事だとは思わない

失敗が一切ないとは、人生において考えられないことです。
再び野球の例を出せば、たいへん優秀なピッチャーでも、新しく考えた球種を打ち込まれ、惨めに敗戦してしまうことだってあるでしょう。
「被害はなかったが、クレジットカードを落としてしまった」といったことで「やはり自分は不注意な点がある」と感じたとします。
しかしクレジットカードの裏には「このカードを拾得された方は、こちらにご連絡下さい」等と書かれています。
つまりカードを落とすことが「ごく普通の出来事として、あり得る」ということですね。
ちょっとした交通事故を起こしてしまったという場合でも、なぜ自動車保険があるのかと考えれば、これも同じこと。
交通事故は完全には避けられないため、保険もあるし、シートベルトやエアバッグがあるのです。
失敗を起こしてしまった瞬間にはやや凹んだとしても、「それも特別なことではない」と考えられるでしょうか。
この辺りも大事です。

13. 些細なことでも「成功」と考えられる

最近何か、「成功」したことはあるでしょうか。
ここで「うーん…」と考え込んでしまったり、だいぶ昔の、客観的にも明らかな大成功だけを思い浮かべるでしょうか。
プラス思考度が高いと、些細なことでも「成功」と感じられます。
たとえば名作と言われる小説を一冊読み切ったとか、良質なビジネス書を読了したとか、そういったことだって「成功」と言えるのです。
とても体調が悪かったり、不慮の災害などがあれば、一冊の本だって満足に読めないことはあるのです。
僅かなことでも成功と思えるか、誰の目にも明らかなようなこと以外は、成功とまで思えないか。
この辺りも思考の傾向として個人差があります。

14. 他人の評価に振り回されない

仕事や学力、あるいはファッションセンスなどについて、他人が言ったことをどの程度気にするかも、プラス思考度によって違います。
「言われたことを参考にする」のは、マイナス思考ではありませんね。
とりわけ仕事や生活習慣上の問題など、他者の指摘や評価を一切気にしないのでは「投げやり」ですね。
しかし、あまりに気にしすぎてしまうと、自分を見失ってしまうかもしれません。
他人の評価を聞きつつ、それに振り回されないで自分を保てるかどうかも、診断上のポイントです。

15. 基本的には自分は上手くいくと感じている

こちらは自己評価と強く関連しています。
特に何がどうというわけではなくても「何となく自分は上手くいく」とのセルフイメージを持てるかどうかも個人差の大きいところなのです。
人によっては「私は運がいいと思う」だとかの表現をするかもしれません。
世間には、何事につけ、何となく悪い方、悪い方へと考えてしまう人もいます。
基本として「自分は上手くいく」との感覚を持っているかどうかも、プラス思考度を測る上で大事ですね。

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