1. 困っている人を助けることをいとわない

電車で適宜席を譲る、道に迷っている人を案内してあげるなど、困っている人に対してちょっとした親切ができるかも、人柄の良さと大きく関連しています。
また、趣味や遊びにばかりお金をかけるのではなく、NPO活動などを通して困っている人を助けているのであれば、人柄の良さはさらに高いと言えるでしょう。

2. 一度であれば、相手の「ミス」を責めない

人間は誰でも失敗を犯すものです。
例えば友人や知人が待ち合わせ時間を間違えて1時間遅刻してきたというときも、「精神的に疲れているなど、何らかの事情があったのだろう」として、特に責めないのが人柄の良い人です。
ただし、同じようなミスを繰り返す人に対し、「もう少ししっかりしてほしい」等と言うことは大事であり、当人のためにもなります。
こちらも人柄の良さを示しています。

3. 店員等に横柄な態度を取らない

人柄の「良くない」人で見られる行動が「店員、各種スタッフ等に横柄な態度を取る」というものです。
店員は立場上、下手(したて)に出るしかありませんが、「店員」との立場にあるからであり、その立場を離れているときはただの人間です。
人柄の良い人は、「店員も対等な人間である」との意識が常に頭にあるため、自分が客だからといって、横柄な態度を取ることはありません。

4. ここぞの場面では人に注意できる

好ましからぬ行為をしている人などについて、「何も言えない」のは人柄が良いことを指さないですね。
ただのお人好し、気弱な人と思われても仕方がないでしょう。
ここぞの場面では人に注意できるか、そうでないのか。
ここも見極めポイントです。

5. 意地悪、皮肉っぽい等と言われたことがない

人柄が良い人でも、怒ったりすることはあります。
その場面だけを見た人からは「怒りっぽそう」だとかのマイナス的評価をくだされる可能性があります。
しかし、「意地悪そう」とか「皮肉っぽそう」、「陰湿そう」だとかはまず言われないのが人柄の良い人です。
そのような悪口を言う人のほうが、人間性を疑われてしまいます。

6. 差別的な言動をしないよう努めている

「所詮、男(女)の言うことだから、まともに聞かなくていい」といった性差別的発言をしないようにしているかも、人柄の良さを測るポイントになります。
「あいつが卑屈なのは、貧乏な家に育ったからだ」など出自について言う人も人柄が良いとは言えませんね。
(無害なものであれば)宗教を信じている人を悪く言わないとか、当然のことながら人種差別的発言をしないのも、人柄の良い人です。
幼少期からの周囲の強い影響などで、何らかの差別意識がどうしても頭から離れない人もいますが、差別的な言動をしないよう「努めている」かどうかが診断において大事です。

7. 自然や生物を大切にしている

これも案外と大事なポイントです。
人柄の良さとは、「人間に対して良い人である」ことだけを指しません。
川や海にものを捨てたり、犬や猫などをいじめたりする人は、やはり人間性に問題がありますね。
友達についてなど、都会でだけ接触していると見えにくい要素でもあります。
しかし、ちょっとした植え込みにポイ捨てをするなどの行為が見られれば、人柄が良いとはまったく言えないでしょう。
俗に言う「動物嫌い」の人は多少なりいますし、虫を苦手とする人なども多いですね。
そのような「感情」そのものは人柄の悪さには繋がりません。
とはいえ、それだからと意味もなく動物や虫などを傷つけるとなると、これは問題ありですね。

8. 人を外見的魅力で判断しない

人を外見的魅力で判断するかどうか?ここも、人柄の良さにおいて大事なポイントです。
2人の人間を目にすれば、「こちらの人のほうが格好いい」とか「こちらの人のほうが美人である」とか「思って」しまうことそのものは、全くおかしくありません。
しかし、そうした感覚を以って人間全体としての優劣をつけてしまうとなると、問題があります。
「地味な人のほうが性格が良い」「カッコイイ人は薄っぺらい感じがする」なども、やはり安易な判断であり、人柄の良い人では言わないことです。
ある程度接してみないと人のことは分からない、と認識できているのが人柄の良い人です。

9. 人を能力で判断しない

率直に言って、人間には様々な分野において能力差があります。
それは生まれ持ってのものもあれば、努力の度合いによって生じているものもあります。
しかしいずれにしても、何らかの能力が高いか低いかだけでは、人間そのものを見ることはできません。
たとえば特定の仕事が明らかに下手な人がいるとして、「その意味において」下手である、能力が低いと考える・事実を認識することは問題がありません。
しかしそれを以って「ダメな人間である」と人格的に見下さないのが、人柄の良い人です。

10. 他者による、自分と異なる意見を聞ける

他者の意見を尊重できるかどうか?ここも人柄の良さを測る上で重要な項目です。
「自分とは違う!」として、直ぐ反発してしまう人は、人柄が良いとは言えませんね。
大事なのは、「何でも人の言うとおりにする」とか「著名人の言ったことが全て正しいと思う」だとかの態度とは違うということ。
また、「どのような考えがあっても良いんだ」としてしまう「なんでもあり思考」も、やや問題です。
しっかりと「自分の考え・意見」を持った上で、他者の考えについてもしっかりと聞くことができるのが、人柄の良い人です。

11. 反省できる

好ましくないことをしてしまった、言ってしまったというとき、ああだこうだと言い訳をせず、「申し訳なかった」等と率直に反省できるかも人柄と大きく関係します。
この場合の反省とは、必ずしも人の目に見えるものとは限らず、完全に心のうちで行われることも多いため、見抜けないこともありますが…。
「人柄が良い」とは、別に聖人君子のような人であることを指しません。
時にはやや問題のある行動をしてしまうことだってあるでしょう。
しかしその時、「多少のことは仕方ない」と開き直らず、反省できるかどうかがポイントです。

12. 素直だと言われることが多い

人柄が良い人は、基本的には素直です。
良いことをしてもらえばありがたいと思い、傷つくようなことを言われれば、ちょっと落ち込んだりします。
ただし、思ったことを何でも口にしてしまい、人を平気で傷つけてしまう人はどうでしょうか。
このタイプはある意味素直であっても、「素直」とは言われないですね。
何かしらの「配慮」があってこそ「素直」と言われるのです。
人の言うことを何でも信じてしまう人も、ある意味では素直です。
しかし騙されたり、明確に間違った話を広めたりすることが多ければ、結果的に周りの人に迷惑をかけることも多くなります。
人柄が悪くはなくても、あまり良い大人であるとは言えませんね。

13. 募金・寄付・献血などをしたことが多い

余裕がある時に募金や寄付、あるいは献血などをしているかどうかも、人柄の良さを測る上では参考となります。
欧米諸国などでは、「儲けすぎたと思ったら寄付をする」のは文化として定着していますが、日本ではそうでもありません。
そういった日本において募金や寄付などをする人は、基本としては人柄が良いと言えるでしょう。
ただしこちらについても、よく吟味せず怪しい団体に寄付をするとか、そういう行動が散見されるようだと、人柄が悪くはなくても安易な人間だと考えられます。

14. 偽善的だと言われたことがある

「海や山のゴミを率先して拾う」など好ましいと思われる行動をしていると、「偽善的である」と言われるケースがありますね。
本来偽善とは、「本当は悪い結果になると分かっていて、一見良い行動をする」ことを指します。
人を騙すために親切にしておびき寄せるなどです。
どうもここを誤解している人が多いんですけどね。
いずれにせよ、「偽善的だ」と言われたことがある人は、人柄が良いケースが多いのです。

15. 人に頼られることが多い

何でも人の言うとおりにするとか、直ぐ騙されてしまうなどの人は、人が悪くはないものの「人柄が良い」とは言えない部分があります。
頼れません。
本当に人柄が良い人は、他人から頼られます。
具体的には「お金を貸してほしい」などのことではなく、「悩み相談」などをしてくる人が多いかどうかが目安になりますね。

当てはまる項目をチェックしてみよう